発勁について  その1

太極拳は、「用意不用力」といって稽古する際、放松(ファンソン)力まないことが要求されます。しかし、陳式太極拳でいざ発勁動作となると、ほとんどの人が力をいれてしまいがちです。

言い方を変えると、多くの人は力を入れて内に勁を閉じ込めてしまいがちです。どうすれば勁を出力できるか。

まず、なるべく遅く発勁することです。どういう事かというと、拳を打つ場合、多くの人は胸のところから力をいれてしまいがちです。つまり、発勁が早すぎるということです。拳を打つ運動線の最後に発勁することが大切です。突くまでの過程はリラックスしているので、拳を打つ速度は実際には速くなります。

工夫して稽古してみてください。

 

敬心道場 新年会2020

今年も敬心道場恒例の新年会を開催しました。1993年に江戸川支部(敬心道場)発足して、早いもので27年目を迎えることが出来ました。

これもひとえに継続して稽古しに来てくれる弟子達のお陰だと思います。

私自身の太極人生において、血となり肉となる、気づきを与えてくれる原動力になっています。

これからもお互いに健康に留意して、精進してゆきましょう。

太極道交会 敬心道場 3月稽古

3月~4月の稽古場所が一部変更になっていますから、稽古に来る際に必ず確認してからいらしてください。

いづれも18時から使用できます。稽古は19時~21時迄です

3月 5日(木)小岩区民館レクリエーションホール4F JR小岩駅南口   徒歩10分 江戸川区東小岩6-9-14 小岩警察署隣り

3月 8日(日) サークル発表会は、コロナウィルスの拡大を避けるため中止

3月12日(木)アーバンプラザ

3月19日(木)小岩区民館レクリエーションホール4F JR小岩駅南口   徒歩10分 江戸川区東小岩6-9-14 小岩警察署隣り

3月26日(木)お休み

 

推手の稽古と套路の稽古は表裏一体であって、みな太極の理法を外れてはいけないのである。太極は無極から始まり、動静両方から発展して形成されたのだから、太極拳も動静相備わる功である。

拳の諺に曰く「拳を稽古するには功を理解・体得しないと、老齢まで稽古してもむだになる」

太極道交会 敬心道場 2月稽古

2月 6日(木) アーバンプラザ

2月13日(木) アーバンプラザ

2月20日(木) アーバンプラザ

2月27日(木) アーバンプラザ

日頃の稽古で緩めることを教えていますが、だからといってすぐにできるわけではない。

放鬆を意識して稽古を重ねることで、少しづつ身体の様々な部分を緩めることができるようになる。

内気を意識して、放鬆を意識して拳を練っていくしかないと思う。

打拳の道は終始敬という字の外ならない。敬を以て専心に志を通せば達成出来ないことはない。

 

本部道場から見える富士の山

「晴れてよし曇りてもよし

不二の山

元の姿は変はらさりけり」

人がどう見ようと、富士のお山はいつも同じ、泰然自若と構えている。2020年も、人の目に映る自分を気にするのではなく、天の目に映る自分を意識して、何よりも自分自身であることを心掛けていきたいと思います。

三浦 方圓

本部道場から見た景色

今年も締めくくりは、本部道場での餅つきです。

景色を見ながら立禅をして、鼻から出入りしている呼吸のすごさを、しみじみ感じているうちに、その呼吸が、天地自然の偉大なる「生成力」であったことに気づかせてくれる。

頭ではなく、身をもって、自分自身の丹田に、ずんずん感じさせてくれる。自分は、今こうして生きている。自分は、今こうして呼吸をしている。

この呼吸によって、自分は、天地自然とまったく同じ生命で、こうして生きていられるのだ。

天地同根 万物一体

太極道交会 敬心道場 1月稽古

1月 9日(木) アーバン

1月16日(木) アーバン

1月23日(木) アーバン

1月30日(木) アーバン

2020年を迎え、王西安拳法研究会、日本分会を発足して、気が付けば10年の歳月が流れました。

王先生は、毎年、私の内面が成長して、自分で気づき、発見するようになるのを、根気よくじっと待っている。

私も気が付けば陳式太極拳を稽古して38年目になりました、自分の稽古と同時に後進の指導も行っていますが、言葉で言ってしまっては、伝わらないものがある。

だからこそ日々精進して、気づくこと、一生涯、自分の成長に気づき続けることが大切である。 無常迅速 今ここ

太極道交会 敬心道場 12月稽古

12月 5日(木) アーバン

12月12日(木) アーバン

12月19日(木) アーバン

12月26日(木) アーバン

東洋思想では、年を取るほど立派になっていくことが理想とされます。老朽、老醜という言葉が示すように、老いというのは一般に否定的に見られがちです。

しかし、こうした言葉とは反対に、老熟、老練といった非常に魅力的な言葉もあります。年を重ねるたびに人間が成熟し、練れていく。そういう生き方を目指していきたいと思うのです。

「吾日に吾が身を三省す」

太極道交会 敬心道場 11月稽古

11月 7日(木) アーバン

11月14日(木) アーバン

11月21日(木) アーバン

11月28日(木) アーバン

「稽古」について

練習は、ただ繰り返すのに対して、稽古は古(いにしえ)に照らしながら行われる。稽古には「套路・太極理論・先人の手本」があるのに対して、練習には長いタイムスパンの一貫した規範がない。

あるいは、練習が試合などを目指した事前準備であるのに対して、稽古はそのつど本番である。稽古は常に全力で行われる。

 

さらには、目指す先が違う。練習はスキルの上達を目標とするのに対して、稽古はそれを通して精神を鍛え、内面的な向上を目指す。

太極道交会の名の由来は、「真理の道に交わる」ということで、それは「行」であります。(道は必ず行によって証入すべきこと。道元禅師)行は真理(太極)と一体となるべきものであるからこれをまた、「感応道交」といい、ここから太極道交会と命名される。

こうして、自己の確立と自他の和合を目的とした、太極道交会が発足しました。

太極道交会40周年記念合同表演会

令和元年9月29日、千葉県木更津のかずさアークにて、太極道交会合同表演会が開催されました。

敬心道場は、王西安老師の老架一路を演武しました。

各人が日頃の成果を発揮していました。