王西安大師に学ぶ「求道の太極拳」1

残念ながら、型を覚える段階で、進歩している手応えが感じられずにマンネリ化して辞めてしまう人が多い。また、武術志向の強い人は、型を中心とした稽古では強くなれないと思い、別の武術に手応えを求めていく傾向があります。あるいは、1つの型を覚えるとすぐに別の型を覚えたがる人もおります。

しかし1つの型を練り上げて、しっかりと足腰を鍛錬し、心身を錬磨しながら身体に浸透させていく段階をへなければ、武術としてとらえた場合、技には至らず小手先のテクニックの段階で終わってしまいます。
もっというならば、稽古に励むのは、技量を身につけるためだけではない。「道」を求めて稽古していくと、もはやそれ以前の自分と違った人間になる。
物事を見る「別の尺度」を手に入れることができる。
そこに是非気付いてください。無功徳常精進

王西安大師に推手を学ぶ

単推手・双推手の要領を学ぶ、化勁・聴勁を頭で理解するのではなく、身体で理解し、体現できて、初めて勁を理解することができる。

注意深く稽古を重ねて功夫を積み上げる他はない。
推手においては「合勁」ということが大切になってきます。
陳式太極拳に興味がある方は、是非一度体験にいらしてください。

王西安大師の拝師式に参列

王西安大師の陳家溝にある自宅にて、弟子の拝師式(正式な弟子になる式)に参列してきました。私も今から30年前に山口老師に拝師したことを思い出し懐かしかったです。

拝師式には中国国内の教錬だけでなく、アメリカからも教練が参加していました。私も参列だけだと思っていましたが、日本分会教練の三浦方圓とアナウンスされたので驚いてしまいました。日本分会の13名で王西安老師の前で演武を行いました。(左側)

最後に参列者全員で集合写真(右前)、式典後は王先生の御厚意で食事に招待され和やかな1日を過ごしました。