王西安大師に学ぶ「求道の太極拳」1

残念ながら、型を覚える段階で、進歩している手応えが感じられずにマンネリ化して辞めてしまう人が多い。また、武術志向の強い人は、型を中心とした稽古では強くなれないと思い、別の武術に手応えを求めていく傾向があります。あるいは、1つの型を覚えるとすぐに別の型を覚えたがる人もおります。

しかし1つの型を練り上げて、しっかりと足腰を鍛錬し、心身を錬磨しながら身体に浸透させていく段階をへなければ、武術としてとらえた場合、技には至らず小手先のテクニックの段階で終わってしまいます。
もっというならば、稽古に励むのは、技量を身につけるためだけではない。「道」を求めて稽古していくと、もはやそれ以前の自分と違った人間になる。
物事を見る「別の尺度」を手に入れることができる。
そこに是非気付いてください。無功徳常精進


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