立天の道を陰と陽と言い、立地の道を柔と剛と言う。立人の道を仁と義と言う。
打拳の時の自身の消息として 今ここ
天が虚領頂勁
地が気沈丹田
人が純粋知性
となり、これが天地人合一です
落ちる重力が昇る力となる、この相互作用の力学で神性意識に帰り、万物一体の太極を知るのです。
太極拳を学ぶ者は、陰陽の理をしっかり学び、実践していくことが大切です。
陰と陽は同根のものであり二つに分けられないとあります。陰陽を、開と合に例えると、太極拳の動作において開は合から生まれるし、合は開から生まれます。つまり、開のためには合が必要だし、合のためには開が必要不可欠なのです。(陰陽二気の相合作用)
陰陽相対とは別々の事柄ではなく、「相互作用」と身をもって気づき、知るために、調心、調息、調身の三位一体の行が必要となってくるのです。