太極道交会 敬心道場 10月稽古

10月 3日(木) アーバン

10月10日(木) アーバン

10月17日(木) アーバン

10月24日(木) アーバン

10月31日(木) お休み

「自彊不息」・・・自らを励まして、休むことなく学びつづけましょう。

何歳になろうとも、学ぶという孔子の志をもってわが志とせよ

 

套路(型)の重要性 その5

套路(型)における最終目標

山口先生が、台湾の武壇で修行していた時代、劉雲樵大師から次の事を言われたそうです。

 

台湾の武壇で修行時代の山口先生と劉雲樵大師

拳法には3つの要素がある。一つは心身の鍛錬、2つ目が芸術性(内外面が一致した套路は、どこから見ても美しい)、3つ目が護身術という見方である。しかしどこに焦点を合わせて学んでいかなくてはならないかは、第一に上げられた心身の鍛錬が最も重要であることを強調された。

陳鑫も「拳は心の中にある」とはっきりと言っておられる。決して他と競うのではなく、自らの内面を追求して行かなければなりません。

太極道交会の目標である自己確立、自分というものをしっかりと見つめていく。そして自分という人格を完成させていく。そしてそれは太極拳運動(套路)を通じて、完成されるものであるということを信じています。

無功徳常精進

套路(型)の重要性 その4

套路(型)における気付き

型の稽古を継続していくと、身体を常に統一体としてとらえ、部分と全体が連鎖していることに気付きます。つまり部分的な動作であっても、それが足の虚実から、胸の開合へとその動作が全体的に連鎖しており、身体運動を生み出すことに気付くようになります。

また、正しい姿勢は、型を通してつくられます。型でつくられる外形の姿勢と身体の内勁が一致して、はじめて正しい姿勢ができます。

姿勢という言葉は、「姿」に「勢い」と書きますが、型によってつくられる姿に身体の内勁が伴うことによって、型は美しくなり、かつ型のなかの技に勢いが出てきます。

 

太極道交会 敬心道場 9月稽古

夏の館山本部道場から見える風景

 

 

 

 

9月 5日(木) アーバン

9月12日(木) アーバン

9月19日(木) アーバン

9月26日(木) アーバン

まだ、暑い日が続いていますが、体調を整えて稽古してください。

ブログに套路について書きましたが、套路(型)を広めるためにいくつも覚えることも必要かもしれませんが、一つの套路をひたすら稽古して、深めるという姿勢がより大切だと思います。千変万化する技の気付きを体感してください。

套路(型)の重要性 その3

型稽古の重要性

私が陳式太極拳を始めたころから、書も同時に学ぶようになりました。太極拳(中国武術)と書は非常に共通点があります。

書では、まず字形を楷書でしっかり学び、繰り返し稽古していきます。その中で紙面における間の取り方、筆づかいの緩急による、にじみ、かすれなどを身をもって学んでいきます。

 

この書は、台湾の武壇の劉雲樵大師より、山口先生が頂いた書。1980年劉雲樵の弟子と書いてある。

次の段階は、行書から草書へと、より一層、緩急自在の途切れることのない運筆を学んでいきます。まさに太極拳の套路(型)の稽古と共通します。

型の稽古を続けていると、ある時点から意識が外面から身体の内面に移行し始めます。書においても、意をもって、導く段階になります。それは、型を繰り返し修練することにより、自然に気付くようになります。

 

套路(型)の重要性 その2

套路(型)を学ぶ

中国武術における稽古方法のひとつで、連続的な攻撃方法、防御方法、立ち方(姿勢)、歩法、呼吸法を盛り込んだ身体運動で練っていきます。

套路の稽古においては、禅と同様に何も考えない、ただ、型に従うことがとても重要な点です。師を信じて、身体に浸透させていきます。聞薫習(もんくんじゅう)

套路の重要性は、力に頼らずに、外形を練っていき、次に内面の気付きによる身体の統一。最終的に内外面の一致ということにあります。

 

 

套路(型)の重要性 その1

なぜ套路(型)を学ぶのか

私は学生時代は、フルコンタクト空手でスパーリングを中心とした稽古が中心でしたから、型の重要性を知りませんでした。

 

山口先生が台湾の武壇で劉雲樵大師の見守るなか、套路を学んでいる修行時代(手前の白いジャージが山口先生)

 

 

私が21歳のとき、台湾から帰国した山口先生に学んだ時、私も空手を学んでいたので、打撃については多少なりとも自信がありましたが、山口先生に胸を突かれたときの痛みは空手時代の痛みとは違い、内面が締め付けられるような苦しくなるような痛みでした。

山口先生は、帰国してからも黙々と禅の修行のごとく套路を稽古していました。私は、套路を練ることで、身体の内面で起こる変化を感じ、外見だけでは理解できない深さを套路を通じて知ることになる。

太極道交会 敬心道場 8月稽古予定

8月 1日(木) アーバン

8月 8日(木) アーバン

8月15日(木) お盆休み

8月22日(木) 出張のためお休み

8月29日(木) アーバン

稽古日にお弟子さんから、剣術家の鉄山さんの本をお借りしました。太極拳に共通する事柄が書かれていましたので、参考にしてください。

「力を抜いて動く、という言葉の意味は、力を抜いて動くのではありません。力みを抜いて、その抜いたと同時に動き始めるのです」

「細かな注意指導はせず、稽古で自得するものと定めている」王西安先生も太極拳の稽古は、自分で悟っていくことが大切だとおっしゃっています。

「型の修業とは、理論をつくして長年の修練を繰り返さなければならない」太極拳も套路の修業に太極理論を融合させ、繰り返し練らなければ本質を学ぶことができない。

「千変万化する実践に対応するのが型です」

「敵対動作としての「人」を対象とはせず、人を超えた完璧性を求めて稽古を重ねる日々の連続からは上達のひと文字しかございません」

陳式太極拳においても、うわべだけの勝負を争うものではない。太極拳を修行することは「その真理の極致に悟入せんことを欲し、天道の発源を究め、万物太極の理を究むる」ことを目的とする。私の尊敬する山岡鉄舟先生もそこに精神的な悟りを求めたのである。

 

 

太極道交会 敬心道場 7月 稽古予定

7月 4日(木) アーバン

7月11日(木) アーバン

7月18日(木) アーバン

7月25日(木) アーバン

「練拳時要求」

思想進入気功態

如同在水中遊泳

把空気当成水

太極拳練拳時に重要なことは、練拳中、己の内部は入静状態へと導いていくことである。そしてあたかも自分が水中にいるかのように動き、空気を水となすような心持ちでつかむようにすることが大切である。

技撃の動作だけに目を奪われてしまいがちですが、その中心にあり勁力の源となっているのは、たゆまぬ基本功、内気の鍛錬の充実にある。基本を忘れずに努力精進していきましょう。

敬心道場 6月の稽古風景

敬心道場の稽古風景

鏡張りの道場に20歳代から80歳代まで、幅広い年齢層の方々が日々稽古しにきています。

武術経験者から初心者まで、異色多才な方々が参加しています。

敬心道場では、王西安大師の老架一路を中心に稽古しています。健康法から武術まで幅広く、それぞれの目的に応じた稽古を心掛けています。

後半の稽古は、推手の時間を設けています。套路を深めるために用法も学んでいきます。

陳式太極拳に興味がある方は、是非一度体験にいらしてください。遠方の方も結構参加しています。年齢性別を問わず新規会員を随時募集しております。初心者大歓迎です。

会員一同、心よりお待ちしております。