套路における要求

・各動作の点検をしながら稽古する。(たとえば肘・肩にこわばりがないか。手と足の協調が保たれているか。肩や胸にりきみがないかなど、自分の悪い癖を修正する。)

・意の力をもって動作を導く。(たとえば相手がいるつもりで、指先に意識を集中し、自然に体が動くような状態。技を決めた常態のときに腰が引けていないか、足は円とうになっているか。眼法など)

・足のつけ根(くわ)を抜く、つまり股関節をゆるめ、落とす力により動作を連動させる。

・首すじを伸ばし、くわを抜き膝に体重をかけることにより、丹田に気が落ち、非常に動きに重たさを感じ、自分自身も充実感を感じる。ただし、くわを抜き、動作を導く場合、かなり足腰を鍛えておかないと最初はきついと思います。

自分自身のレベルに応じて課題を見つけて、日頃から稽古してください。

平成3年お便り「敬心」より掲載


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