型をしっかり踏まえながらその型を超えていくと、動作から心が離れ、自由自在に技が繰り出せるようになり、「我もしらず」という境地に至ります。
陳氏太極拳における五層の功夫の第五層の段階です。そうした稽古の段階を昔から「守・破・離」とよばれています。
私は決して精神論をいっているのではありません。禅僧である太極拳の師匠、山口博永老師について、禅の修行のごとく35年学んできたからいえるのです。
「型にはまる」段階でとどまることなく、次の段階を目指して、工夫研鑽していきましょう。太極拳に興味のある方は、是非一度体験にいらしてください。