王西安老師に学ぶ 老架

稽古では自分自身の状態を常に検査しながら拳を練っていくべきで、常に正しい理論と実践を考えていく必要があります。

理屈が分かったとしても、それを自分の中で理解して使えるようにしていかないと、意味のないことです。

身体で理解し、体現できて、初めて理解することができる。稽古を通じ身体を以って勁を理解することが必要であり、注意深く日頃から稽古を重ねて、功夫を積み上げる以外ありません。無功徳常精進

 

 

王西安老師に学ぶ 八式

三式では掤勁を効果的に出す、身体の稽古を繰り返し行いました。

八式では放鬆ができているかが重要だ。緩まることで足の力もしっかりと出ることになるし、上体が緩んでいないとしっかりと勁を伝えることができない。

放鬆は身体だけの問題ではなく、意念の段階まで放鬆するように、徹底することが大切。

太極拳のふるさと陳家溝

訪中では、稽古中心ですが、唯一最終日の午後から、陳家溝に訪れます。

 

 

近年道路が舗装され、観光地化されてきています。

陳一族は温県の常陽村というところに定住したが、やがて彼らが住み着いた一帯は陳家溝と呼ばれるようになる。黄河の支流が干上がってできた溝のようなものがそこにあったためだという。

陳氏のあいだでは、匪賊に対する防衛のために、古くから武芸が行われていました。

太極拳の基礎を築いたと伝えられいるのが、陳卜から数えて9代目にあたる陳王廷である。

陳王廷が生きた時代は、明から清へと移る時期にあたり、戦乱の時代であった。

陳王廷は明代の末期に郷兵を率いて、河南を荒らした賊軍の掃討をはたしたという。

王西安老師に学ぶ 三式

今回は、新たに三式を学んできました。歩法を学び、擒拿要領・解脱要領・驚閃靠要領・移重心要領・回勁要領・驚閃将要領・背折靠要領・後擺撃要領・攬腰肘要領・列勁要領などを教えてもらいました。

王西安老師に学ぶ「推手」3

捨己従人・・・己を捨て、人に従う

推手は二人で行い、決して離れないこと、決して力をもって相手にぶつかっていかないこと、身体、特に頭を傾けないこと、相手の力に無理に対抗しないことである。

相手の勁の力の大きさ、横の力が強いのか、縦の力の勁が強いのか、相手の勁がどこからやってくるのかといった、相手の体内の勁の変化を観察することを学ぶのです。

 

太極道交会敬心道場4月の稽古予定

 

4月 5日(木)アーバンプラザ

4月12日(木)アーバンプラザ

4月19日(木)アーバンプラザ

4月26日(木)アーバンプラザ

 

寸陰を惜しむ

どんな忙人にでも、寸陰というものはあります。寸陰を惜しんで稽古していると、長い時間と同じ、あるいはそれ以上の値打ちを生じてきます。日々の生活の中に工夫して稽古していきましょう。

演武会(アーバンまつり)

敬心道場のメンバー13名で表演しました。

健康法から武術まで幅広く学べます

年齢も20代から80代まで、学んでいます。

舞台がそれ程広くないため、今回は江崎指導員が写真撮影にまわってくれました。

気が付けば指導するようになり25年の歳月が経ちました。

左から2番目が昨年、指導員になった中野さん

左から2番目が若手ホープの高市さん

毎年、私と一緒に訪中して、王西安老師に学び研鑽を積んでいる田中指導員

右側が拳歴20年目の山崎指導員

左側は、小野指導員

楽屋前で記念撮影

 

尊敬する先師 山岡鉄舟先生

通称、鉄太郎。剣、禅、書に通じた、幕末・維新の英傑。戊辰戦争時には、15代将軍、徳川慶喜の意を受け、江戸に迫る官軍の陣地を突破し、西郷隆盛と直談判。

「命も、名も、金もいらぬ、始末に困る人」と感嘆させ、西郷・勝会談に先立ち江戸無血開城の合意を成した。維新後は明治天皇の侍従職などを務め、明治二十一年(1888年)没。明治政府の勲功調査では、自らの偉業を主張せず、生涯、無私無欲を貫いた。

鉄舟先生は、剣道を修行することは「その真理の極致に悟入せんことを欲し」「天道の発源を究め」「万物太極の理を究むる」ことを目的とし、そこに精神的な悟りを求めました。

    山岡鉄舟先生が書いた般若心経(方圓所蔵)

王西安老師に学ぶ「推手」2

 


推手の技法としては、打、抓、拿、摔、化の五種類がありますが、これらは単独で用いるのではなく、お互いに連関させながら使用します。

相手に技がかからなかったとしても、何らかの反応を相手に生じさせることができます。その変化を利用して、打つことや、投げることができるかもしれない。つまり、個々の技を相手の反応に応じて千変万化させて用いることが肝要です。


太極拳の化勁は、ただ相手の力を受け流すのが目的ではない。受け流しながら相手の重心をぐらつかせ、体勢を不安定にさせてしまう。そしてすばやく反撃します。

 

 

 

 

 

 

 

 

太極道交会 年間スケジュール

太極接心(春合宿)5月3日(木)~6日(土)

場所・・・伊豆天城道場

指導員養成合宿 6月23日(土)~24日(日)

場所・・・岩井海岸民宿かわな館

太極道交会表演会(40周年)9月30日(日)

場所・・・木更津かずさアーク

 

千日の稽古を鍛とし

萬日の稽古を練とす

生涯、倦まずたゆまず不断の努力を積み重ねてきた宮本武蔵ならではの言葉です