2019年3月 王西安大師に学ぶ その3

王西安大師の生家は、昔ながらの建物をリニューアルしてあり、太い柱の梁があり、家具も紫檀のような重厚感のあるものが置かれていました。

上の掛け軸は、エネルギーがあると言われていました。昔ながらの風水に基づいて、各方角にいろいろな調度品が置かれていました。

また、数多くの賞状が展示されていました。

中でも下の赤い賞状は、1982年最初の中国全土の全国太極拳推手比賽で優勝したものだと説明していました。

多くの免許状も展示してあります。

下の写真は王西安大師と山口道長が、10年後に両師匠の真ん中にある白酒を酌み交わそうと約束しているところです。

下の写真は、一番奥の部屋に案内され、王先生の奥様が御線香を3本立てられ、そこで王先生御夫妻と一緒に記念の写真を撮影しました。

続く

2019年3月 王西安大師に学ぶ その2

3月26日、陳式太極拳の聖地、陳家溝の王先生の実家に招待されました。

王先生の実家の玄関

王先生の奥様が出迎えてくださる。

玄関の正面に立派な石碑があります。

 王先生もいらっしゃり、40年以上に渡り学んできた山口道長と親しく談笑して寛いだ様子でした。

玄関を入ると、練習できる広いスペースがあり、以前この場所で拝師式に参列し、表演した場所です。

2本の黒い柱に文字が書いてあります。

右側「大氣浩然立天地」

左側「太極拳法変古今」

王先生御夫妻と秘書の閻さんの案内で、各部屋を案内してもらう。

この部屋に入ると、1995年に王先生が来日した際、山口道長と富士山をバックに二人で撮影している写真盾が飾ってあったので、山口先生も感激していました。

私自身も王西安大師、二人の息子と、三人のチャンピオンを輩出した生家を見学することなど、夢にも思っていなかったのでとても感激しました。

                            続く

 

中国の武術雑誌「少林与太極」に王西安大師掲載

中国の武術雑誌「少林与(と)太極」の表紙、および写真の掲載を含め、23ページに渡り王西安大師が紹介されています。

太極拳養生八式も写真解説で、掲載されています。

1996年に訪中した際、先師陳照丕大師の墓前で王先生と撮影した写真が掲載されており、若い頃の私が写っていたので、懐かしく思いました。(後列真ん中の白いTシャツ姿が私です。)

河南省で発行されているこの武術雑誌で、王西安大師は「一代太極拳大師」の称号が与えられています。

2019年3月 王西安大師に学ぶ その1

今年も王西安大師に直接学ぶことが出来ました、稽古内容は、三式・八式・老架一路・二路の手直し、歩法、手法等を学び、多くの気付きを得ることが出来ました。

山口道長も参加してくれたので、とてもレベルの高い内容を指導してくださいました。

王先生は、自分の身体を触らせてくださり、放松の大切さを感じさせてくれました。

身体の引き合いの合勁も、繰り返し身をもって指導して下さいました。

王西安大師の指導は、繰り返しポイントを押さえて、自分で気づき、発見するようになるのを、根気よくじっと待っている。だからこそ、日頃の稽古の大切さを身をもって感じさせられます。

太極道交会 敬心道場 4月稽古予定

4月 4日(木) アーバンプラザ

4月11日(木) アーバンプラザ

4月18日(木) お休み

4月25日(木) アーバンプラザ

「稽古での学び」

日々の稽古で大切なことは、自分で一つ一つ気づきながら、答えをつかみとることだ。自分のペースで良いから、自分の成長の道を作ることだ。

「稽古での学び」とは、一生涯、自分の成長に気づき続けること。「学び」とは、そうやって、自分を育てることなのだ。

 

 

2019敬心道場 演武会

今年も3月10日、アーバンまつりで敬心道場のメンバーで表演会を行いました。

ウォーミングアップ室でアップを行う

アップ終了後にまずは記念写真

出演待ちの時にも記念写真

出演直前に参加者全員で記念撮影

太極道交会の会の説明を行う

ライトで眩しく、暖かい舞台で演武

各自の表演服で演武

敬心道場では直前に並び順を決める

会員が作成した曲で演武を行う

日頃稽古している型を真剣に演武する

演武終了後は恒例の懇親会で疲れを癒す

日々の稽古を通じて、大切なことは、頭でっかちにならずに、ひたすら型を謙虚に学びながら、身体に浸透させていくことである。「考える」より「感じる」

 

 

 

太極道交会 敬心道場 3月稽古予定

3月  7日(木) アーバンプラザ

3月10日(日) 表演会

3月14日(木) アーバンプラザ

3月21日(木) アーバンプラザ

 「捨己従人」

 推手の秘訣は、己を捨て人に従う心が大切です。そして決して離れないこと、決して力をもって相手にぶつかっていかないこと、身体を傾けないこと、相手の力に無理に対抗しないことである。

 

2019敬心道場新年会

今年も2月14日、稽古後に敬心道場恒例の新年会を開催しました、稽古に参加する方々は、遠方から来る方も多いのですが、新年会にも参加され楽しい時間を過しました。

太極道交会 敬心道場 2月稽古予定

2月 7日 (木) アーバンプラザ

2月14日 (木) アーバンプラザ

2月21日 (木) アーバンプラザ

2月28日 (木) アーバンプラザ

 

「敬する心」

人間が人間たる意義を求めるならば、まず敬する心を持つことである。人間が現実に留まらないで、限りなく高いもの、尊いもの、偉大なるものを求めてゆく、そこに生ずるのが敬という心である。

人間が進歩向上する一番大切なことは敬する心を発達させることであり、それによって始めて恥を知ることが出来る。現状にあまんずることなく、マンネリ化することなく生涯努力精進してゆきましょう。

 

教えを学ぶこと

「道理」を会得する

 教えとは、つまり相手が自分で見ようとしない場所を指摘することです。しかし、そこで何が見えるのかを師から伝えることはできない。

 

教えることは容易、それを聞くことも容易。難しいのは、その言葉を導き手として己の心に隠されたものを確かに見つけ、我がものとすること。自得

大切なのは、教えを聞いてわかったような気になるのではなく、教えの伝えるところを自らの心で実感すること。以心伝心

 

王西安大師に学ぶ