巡礼日記 その9

 2015年5月25日 四国遍路50日目。今日は82番根香寺、83番一宮寺に行きました。愛媛以降だいたい20キイロ前後しか歩いていない。実はもう少し歩けると思う。毎回宿に時間前に到着してしまう。高知が歩きすぎて、足が痛くて歩く距離を短くした。最近は足も慣れてきて痛みもない。
 昨日の宿は81番白峰寺のそばにある簡保の宿。以前同宿した方からあそこは景色がいいのでおすすめと言われていたので、泊まることにした。部屋からは瀬戸内大橋が見えて、夜は高松市内の夜景がきれいだった。温泉も露天風呂は貸切状態、ゆっくり身体を休めることができた。
 四国遍路はだいたいは、舗装された道をあるきますが、行く前に予想していたより山道が多い。昨日白峰寺、今日の根香寺は山の中にあるので、ほとんど山道。遍路道に戦前の遍路石もあって、陸軍用地と書いてある。その向こうは自衛隊の演習場。山道では会いたくないマムシに出会ったりした。途中で会ったお遍路さんは、区切りうちの方でしたが、一度電車バス使うともう直ぐに乗りたくなると言っていました。  
 時間があるので83番の市内に有る一宮寺では、ゆっくり休んだ。観光バスのお遍路さんの団体が来ていた。先達さんと言われるガイドさんにあわせてお経をあげている。その間に別のガイドさんが何十冊も納経をしている。世界遺産目指している四国遍路だが最近は観光バスのお遍路さんは減っているらしい。観光バスのお遍路さんは、だいたい年配の方が多い、元気なのは先達のガイドさんだけ。
 今日の宿はきらら温泉というので期待していたが、素泊まりで、温泉施設の横に有る社員寮のようなシングルマンション。アパートにとまっているのと同じです。こんな宿ははじめてだ。 明日からは30数キロ歩く予定。