8月22日(土)
フライトは羽田から上海(虹橋)へ中国東方航空(MU)で13時30分出国16時10分到着の予定だったが、上海空港に管制制限が発生。王先生に陳式太極拳を学ぶ訪中団16名は最初からつまずいた。
結局14時30分出国になり、無事上海に到着。しかし予定の国内線には乗れなくなって、MUが用意してくれたホテルで宿泊。ここまでの経過は、訪中団員Nさんの中国語を駆使した粘り強い交渉があってこそ、ホテルの用意、次の日の国内線に乗れることになったのです。
8月23日(日)
国内線で鄭州空港に到着。スールガイドの裴さんにやっと会えた。王先生の講習は15時からであったので、予定通りにおこなうことになった。鄭州空港で、少林寺に向かう4名とは一日だけ別行動になった。
温県のホテルで昼食をとっている時に、王先生が現れる。予定していなかったので、うれしさと驚きであわててしまった。
15時からの講習。
はじめに老架一路をみんなでやった。王先生がそれぞれの状況を見て、それから個別の練習に入っていく。起勢のポンジン、もっとはっきりとすること注意される。この日は、河南テレビがきていて、訪中団員3名がインタビューを受けた。
8月24日(月)、25日(火)、26日(水)の講習
午前中9時から11時30分。午後15時から17時30分。
今回何度も王先生から指摘されたことは、初心者は形がよく分かっていないので早く動く、練習はできるだけゆっくりと行うことで、自分の分からない点がはっきりしてくるということと、何年も練習している人は意念をもち内気を持って形を表す、そのさいもゆっくりと練習する必要があるという点。
王先生の言葉のなかに、遠くから見ても練習している人がどのくらい普段練習しているか分かるというのがあった。特に多くの人が、意念を用いずに行っている。
意念と放松の関係。何度も練習した歩法のありかた。以前から王先生が言っている勁の合わせ方。勁では扣が特に重要。この点は、何度も老師が身体に触らさせ、呼吸、丹田、胸のゆるみ、扣のやり方を教えていただいた。
用法についてはある程度色々と教えていただいたが、それよりも意念を使うことを何度も注意された。用法は、放松と角度、意念、手法と細かく注意しないとできない点がある。
短い時間であったが、訪中団員は手取り足取り教えていただき、いろいろな説明もあって、気づきの練習会でありました。
8月27日(木)
午前中に陳家溝の博物館を見学。鄭州市で昼飯をとり、ホテルに荷物をおいて。買い物。鄭州のホテルで一日だけの、バスタブ付きの生活。
8月28日(金)
国内線で上海(浦東)へ。乗り換え時間が意外と少なくて、ほとんど買い物もできずに国際線で成田へ。15時55分到着。ここで訪中団は解散して皆さん個々人帰宅。
講習は3日と半分であったが、私の身体は痛くなっていた。しかし集中して学ぶことができ、今後の練習課題もはっきりしてきたので、満足しています。