以下馮志強真伝より
” 私は自分が「 真理 」と向き合い続ける幸せな人生を送っているといえる。
その私がしみじみと感じていること ― それは 「 太極 」の奥深さ、道の深さである。実際私は 「 太極 」の入門者にすぎない。 太極拳はいささか修めてはいる。しかし、「 太極 」はやっと少し分かり始めた、いわば小学生にすぎないのだ。
「太極」とは、この世の、宇宙のすべてを包み込み、そしてすべてに貫通する哲理であり真理である。ー ( 太極は一切の中にあり、一切は太極の中にある ) ー その大を尋ぬれば太極に勝るものはなく、その小を尋ぬれば太極に及ぶものはない。ありとあらゆるものが、私たち個々のいのちも含めて太極を離れては存在し得ない。私たちは 「 太極 」 の中で生き、「 太極 」 に満たされて生きている。それは 「 規律 」 と呼ぶこともできる。 誰しもが、そして無機物も含めたすべてのものがそれに違反しては存在の根拠を失ってしまうのだ。”
( 有情 非情 同時 成道 草木 国土 悉皆 成仏 ・・・ 仏陀 )
南無 ・・・・ 大師
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太極道交会 指導員のみなさまへ
突然ですが!
” 馮志強老師が、昨日5日の午後にお亡くなりになられました ”
心より御冥福をお祈り申し上げます。
ー ー ー
それにしても 驚きました!
というのも 大野田さん、永井さん、共にご存知のように ー 今回の接心の前日に、初めて九州大分から二名の方が参加され、その夜の懇親会の席上で、先生が ー 「 正師を得なければ、修行しても仕方がない 」という話から、まず陳家溝四天王の話をされました。 その後北京の馮老師の話しになって ー
唐突に!
「 馮老師はもうすぐ亡くなられるかもしれないね… 」
とおっしゃったのです ー
私もはじめて聞く話しで何のことかと耳を疑いましたが … 先生がおっしゃるには ー 「 2、3日前に馮志強老師の夢を見た 」 そうです …
先生は「 その夢の中で最も印象的な場面は、馮老師は、重い左腕の功夫を私に見せつけておられ ー あたかも私に最後の太極拳を伝授して下さっているようだった -」 とおっしゃいました。 そして先生はその夢を「 霊夢と察し目覚めて、もしかしたら馮老師は亡くなったのか … 」 とそのとき直感されたそうです。
今、あらためて馮老師の訃報を知り、
先生は、夢の続きを私に語られました。
「そういえば馮老師の 功夫を見たその傍らに陳項老師がいて、何故か彼の猛烈な震脚を垣間見た! あの場の印象は独特な雰囲気があり、あまりにも示唆的な夢であった。 だからその朝、馮老師が私に対する最後のメッセージではないかと直感し、馮老師はもうそんなに永くはないな ! と分かったのです。」
ということです、 驚き入りました!
そして先生は 「 正夢の真意は ー これからも陳項老師について学び、共に混元太極拳を極めていくようにという馮老師の思いではなかったのか、と思う ー 」 と、しみじみと語られました。
さらに言われるには
「 そういえば太極接心最終日の5日朝、5時から外で気功法から混元24式に入った直後、 ー 自分のレベル以上の外気の力を感じた ー それは今までになく新鮮な充実感で満ち溢れ、一瞬何かを会得する前兆かも、と感じたほどだった ー もしかしたら直接、馮老師が指導していて下さっていたのかもね ……… でも大丈夫!! 今日ほど馮大師の言われる
” 私はこれから 1000年 かけて太極を極める ”
のお言葉が真実味を増して力強く伝わってくる日はない !!
道交会員は皆この道心を受け継いで行こうではありませんか ー 」 と ー ー ー 。
普元 拝
( 5月6日 本部より指導員宛メールに送信 )