人間の二大尊厳とは 自己確立(智慧)と自他和合(慈悲)
今 私は ここ にいる・・・
確かにそれを実感します・・・しかしこの現実は永遠ではない・・・私達の周囲を見ても生あるものは必ず滅っする・・・この事実は私達も例外とはしない。所詮消え去る存在なのか!
社会の秩序、それに則った日々の生活、衣食住に追われて終わるのか・・・虚しくはないか!・・・このつかの間に過ぎて行く人生に永久なるものはないのか?
それにしても、自然界の真相を説く東洋の先人達に消極性は見当たらない。現代科学もまた、宇宙は永久に秩序正しく美しいものであるとする・・・なのに、無常なる現実はなんと辛く悲しいものなのか 私達もまた例外なく天地自然界の生みものであるというのに!
森羅の現象 万有のささやき・・・静かに観察してみると確かにそこには安らぎがある、しかも私達になにかを語りかけている (道交)
日々、我々は生活を営んでおりますが、何を根拠にして?このような問い掛けは無意味でしょうか・・・しかし何によって、ものごとの良し悪しを量っているのでしょう・・・その基準を何処においているのでしょうか。この問い掛けの重要性は、いつの時代にあっても人間はあらゆる事態を客観視できる、その人間の人間たる尊厳を守る為の大事な問い掛けなのです。
そして心ある人々は、いつの時代にあっても、どこにおいても永久に変わる事のない根拠 依って立つ“拠り所”を探求し続けてまいりました。その結果分かった事は、この宇宙の法は 決して私達の人生とかけ離れた事柄ではなく、日常のあらゆる局面に関わってくるということでした。
そして、人々は万有の根源に立ち帰ることにより天地と和合し永劫変わることなく調和する“単一”なる世界を発見したのです。
我々道交会員はこの教えのもと天地人合一の“太極”を目指していこうではありませんか。
太極とは 智慧 即ち自己確立
道交とは 慈悲 即ち:自他和合:であります。